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ビリーフチェンジセラピーによる癒しや問題解決の仕組み

ビリーフチェンジセラピーの仕組みについて、

それは例えるなら、短編小説に似ています。

説明的で無い。行間の余白を十分に感じ、味わえるような類の。
もちろん、その小説がどんな作品かにも大きく依りますが。


ビリーフチェンジセラピーと短編小説のどこが似ているか。
いくつか箇条書きで上げると、

①人生のある時期、ある場面を扱っている。

②「言葉」を用いてストーリーとして進行していく。

③登場人物についての情報がより限定的。

④結末の一言に、万感が含まれ、その印象が読後に広がり、深まるように話しが展開されていく。
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<私の好きな短編小説作家、アリス・マンロー。カナダ人女性。2013年(政治的な匂い無く)ノーベル文学賞受賞。>

どうでしょうか?実際に読まれたことがある短編小説を想像していただければ、
なんとなくイメージが湧くでしょうか?


① 人生のある時期、ある場面を扱っている。

ビリーフチェンジセラピーのセッションでは、その方の生涯では無く、

ビリーフ<子供の思い込み>が出来た場面を特定して扱います。
 ※カウンセリング時には、幅広くお話をお伺いさせて頂きます。



② 「言葉」 を用いてストーリーとして進行していく。

ビリーフチェンジセラピーのセッションは、クライアント様とセラピストの対話によって、
クライアント様の心に中にある無意識のストーリーを明らかにしながら進行していきます。




③ 登場人物についての情報がより限定的。

ビリーフチェンジセラピーのセッションでは、セラピストがクライアント様から頂く情報は
最低限のもので構いません。時に、言葉にしづらいことなどがあれば、あいまいな、ぼかした表現のままで
十分です。また、なんだか分からないけれど、嫌な感じする、などのことだけでも大丈夫です。


④ 結末の一言に、万感が含まれ、その印象が読後に広がり、深まるように話しが展開されていく。


ここがポイントですね。短編小説も、ビリーフチェンジセラピーも。

 短編小説を読まれて、最後の一行に、一文、一言に、思わずぐっときたり、愕然とショックを受けたり、

 じんわり感動したり、、、そんな読後感を持たれた経験は無いでしょうか?


ビリーフチェンジセラピーでは、結末の言葉に、クライアント様が実際の人生では言えずに

呑み込み続けてきた、一言を告げて頂くことが多いです。


そして、その一言には、万感の思いががこもり、

その万感の思いを十分に感じ切ることで、ビリーフを手放すことが出来るようになります。


そのような結末に向けて、セッションはクライアント様が

これまで無意識の内に伏せて来られ、直面することを避けて来られた真実と

向き合う形で進行していきます。


本当は、心のどこかでは知っている真実を無意識の内に、避けよう、隠そうとするために、

心にひずみや、ゆがみ、重さが生まれます。


その真実は、クラアイアント様の<子供の心>にとっては、

決して見ることも、認めることもできない事なのですが、


実際には大人になり、経験も、知恵も力も付いているクライアント様にとっては、

そのことを認め、乗り越えていくことは、多くの場合、出来ることであり、ときに容易でさえあることです。


隠しごとや、避けたいコトが無くなるとき、人はより素直に、堂々とできるようになります。

気高さや優美さを備えた野生の動物のように、樹齢を重ねた一本の古木のように。


                     □


恐さ、惨めさ、悔しさ、意固地さ、悲しさ、腹立たしさ、淋しさ、などの感情をニ度と味あうまい、

そんな思いは、もうご免だ、嫌だ。 その切実な思いが、子供の思い込み、すなわちビリーフを作ります。


 『 あの思いを感じるぐらいなら、わたしはーぼくは、けっして ~ しないようにしよう。 』


それが、ビリーフです。


 ~ の部分には、 「けっして、 自分が人に愛されるなんてことを信じない ようにしよう」
    

         「 けっして、 自分が人に大切に思われたり、扱われることを期待しない ようにしよう」
     

            「けっして、 ありのままの自分で許されるなんてことを思わない ようにしよう」


などの思いが入ります。


そんなビリーフを手放すために、そのビリーフが出来た場面で感じていた、

まさにその感情と直面して頂き、感じ切ることで、その感情が去ることを許し、

自分に対しての警告や注意となっていたその感情に別れを告げます。


                     □


 感情は、私たちに 何か を告げるために存在します。



 「怖さ」 であれば、危険がある、そこから離れた方がいい。 でしょうし、

 「悲しさ」 であれば、大切な人や、物や、思いはニ度と戻らないことになってしまった、

 わたしはそれをそのままに受け取り、あきらめ、そこから、また始めよう。

 「怒り」 であれば、わたしが大切に思っている、自分や人や、物や、思いを

 そのように不当に扱うことをわたしは許さない。

 その不当な扱いと闘い、その大切なものをわたしは守る。 です。



その感情からのメッセージがが、環境や、様々な事情により、十分に生かされなかった時、

その感情は行き場を失い、わだかまり、身体に留まります。

そして、筋肉の凝り、固さとして保持されます。

それが、ビリーフの身体的症状の一つです。



わたしたちが、その感情を感じ切り、メッセージを十分に受け取り、過ぎ去ることを許し、解放するときに、

感情を伏せ、隠すために作られていた ビリーフ もやはり役目を終え、手放されて行きます。


そして、筋肉の凝り、固さもゆるみ、心に隠しごとを持つ、ぎこちなさや、不安も解かれ、

わたしたちは心身共にゆるみ、柔軟性を取り戻し、しなやかで、ゆったりした感じを得ます。


ビリーフチェンジセッションが終わった後のクライアント様からは、

 「ものすごく眠いです。」

 「お風呂上がりのようです。」 という感想を頂くことも多いです。


そんなとき、クライアント様の表情や目には艶と輝きがあり、

肩の力が抜け、安心感と、何か信頼感のようなものに包まれているが感じられます。


                        □



それらの変化を起こすためにも、セッションの頂点、クライマックスの一言には万感の思いが乗り、
それが感じられるような流れが起きることが必要になります。


それが起きるには、セラピストの知識、技量と、クライアント様の変わりたい思い、

それと、「場」の力が大きく関わります。


それが起こると、それは、セラピストにとっても、クライアント様にとっても、

天恵や、恩寵といったものに触れた感覚を得ます。

そこからは、セッションにある「場」の力が 何か手助けをしてくれていることを実感します。


練習より、本番の方が思ってもいなかった良いパフォーマンスが発揮できるように、

一人より、観衆や、応援してくれる人がいた方が、奇跡が起きるように。



そんなときにクライアント様から発せられるクライマックスの一言には、

これまでの子供のタブー(禁忌)の扉を強力に押し開き、

そこに閉じ込めていた万感の思いを解き放つ強さがあります。


ですから、セッションのクライマックスで言う、 

 例えば、「 ありがとう 」 のただ、その一言には、

感謝、悲しみ、悔しさ、後悔、淋しさ、信頼、回復、復縁、、、、まさに万感の思いがこもります。


また、例えば、「 ごめんなさい 」のただ、その一言には、

謝罪、罪悪感、悲しさ、怖れ、信頼、懐かしさ、自由、感謝、、、、その全ての思いがこまります。



それらの感じを、全て、区別することなく、いっしょくたんに、ときに煙のようなあいまいなものとして、

 ときに濁流のような激しいものとして、 感じ切り、それに去ることを許すとき、

まさに癒され、 ビリーフから離れる瞬間となります。



これが、ビリーフチェンジセラピーがときに、クライアント様を癒し、ときにクライアント様の問題を
解決することができる仕組みです。


 自分が短編小説のまさに登場人物、主人公になって、

 人生の一場面を、本当に生きたかった思いで、もう一度生き直す。

 そして、万感の思いを見つめ、抱きしめ、その思いに去ること許す。

  そんな感じでしょうか?


    ≪ まとめ ≫

 ① 自分の内の子供心に直面できない、したくない事実、感じたくない思い・感情がある。

 ② それを隠したり、無かったことにするために、
    また、ニ度とそれが起こらないようにするために、

    『 わたし・ぼく は ~ しないようにしよう 』 という

    その 思いや、行動 を 制限 する 無意識の思いが ビリーフ。

    ビリーフは、幸せになるための行動や、思いをも制限することがある。


 ③ 大人にとっては、本当は取組むことや、乗り越えることが出来る

   上記の事実、思いに直面し、感情を感じ切ることで、

   それを隠したり、起こらないようにするためのビリーフも役目を終えて無くなる。
   (=ビリーフチェンジ)

 ④ これまでは無意識の制限があって、出来なったことが出来るようになり、人生が変わる。
   (=解決)



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by ayabelife | 2014-05-12 19:30 | ビリーフチェンジセラピー

心理カウンセラー による ホ・オポノポノ の 実践&研究 ブログ


by 長谷川貴士(心理カウンセラー)