執着を離れて地に足が付くために


「お母さんは私が子供の時に
 私にもっと優しく接するべきだった!」

「お父さんがあの時、私に
 怒鳴ったことは一生忘れない、許さない!」



 これが「執着」です。


心理セラピスト/カウンセラー
 長谷川貴士
です。



これが「執着」で
「私は知っている」

思い込み、

私が正しくて、母や父は間違っていた、
そう決め付けている状態です。


事実として何かがあったでしょう。
そして、その影響が今もあるでしょう。


ですが、私たちが出来ることは
その「今」の影響について働きかける
ことだけで、

決して「過去」には何もできません。


その時に、

「過去に変わって欲しい!」
「あの時には、本当はああなるべきだったのに!!」

そう固く考え続けていることは

現実離れで、「執着」です。


冒頭の発言、

「お母さんは私が子供の時に
 私にもっと優しく接するべきだった!」

「お父さんがあの時、私に
 怒鳴ったことは一生忘れない、許さない!」


これの本当の意味は、

お母さんさえ、お父さんさえ、

私が望むような、
私が決めた「あるべき姿」で
あったなら、

私は、お母さん、お父さんを
嫌うことはなかったのに!

この、私がお母さんや、お父さんを
嫌う事で生まれる「罪悪感」
「執着」もなかったのに!

「今」の私の苦しさは
全部、母さん、お父さんのせいなんだから!

です。

このような方法で、
大人の責任能力を放棄します。

「今」何かが出来る可能性に
目をつぶり続けます。

そのようにして、大人になっても、
無力な子供のままで留ることを願い続けます。

いつまでも、母や、父の子供で居られる様に。


    □


私たちは心の健康のため、

人生を楽しむため、

のんびりするため、

リラックスした状態で
自分の仕事に集中するために、

「全ての過去」に過ぎ去ることを
ゆるさねばなりません。



    □


過去にこだわること、
過去とともに居続けることを

「執着」と言います。


「執着」とは、過去への疑問、質問です。

「あれはどうしてだったのかな? 」

「あの時はなぜ、ああなったのかな?」

これが「執着」です。



   □


出来事はただ訪れ、
そして過ぎ去ります。

誰にもその正確な意味や理由は
分かりようがありません。

私たちの体や心も含めて、
現実の複雑さや、

出会いの偶然性は
私たちの理性や思考で

捉え尽くすことや、
理解し尽くすことができません。


私たちは現実について
ほとんど何も分かっていません。


人間ってどこからきたの?
宇宙ってどうやって生まれたの?

色々と推測はあります。

しかし、本当のことは誰も知りません。


すべては誰か、人間の脳・思考が
作り出した仮説です。


人間や、宇宙をゼロから作り出すことに
成功した人はいないはずです。


仮説は実証・追試できなければ、
それは、いつまでも仮説のままに
留まります。


仮説とは「かもしれないなぁ。知らんけど。」
という意味です。

仮説の別名は、理論、
もしくは法則です。


理論や法則と呼ばれるものは、
現実的には何も保証していません。


むしろ、理論・法則=仮説とは、

「 ~かもしれないね。多分。
 ほんとか、ウソかは、
実際にやってみて、現実的に
自分で確認してみてね。」

この程度の意味です。


「変わらない現実」が
どこにも無いからです。

「時間」の流れの中で、
全てが変わって行きます。


物質も、大気も、
肉体も、心も、何もかもが、です。


ですから、現実について、

「私は何かを知っているんだ!」

と思い込んだとたんに、

現実離れして、不自然で、

ぎこちなくなります。


私たち人間が言えるのは、

せいぜい、
「私はこう思う。」
「私はこう考えている。」が限界です。


一人、一人が自由に考えて、

自由に感じて、

それを楽しむことができます。


現実に、人間の想像や、
創造には無限の可能性があります。

それは楽しいことです。

「何かは絶対だ!」
「何かは変わるはずがない!」
「この前提は間違いない!」

こう、思い込んだ瞬間に、
想像性や、創造性は失われ、
現実から足が離れ、

私たちは石よりも動きのない、
つまらない存在になります。


     □


心の中に、深層心理に
わだかまりや重さ、未練、
そのような何か「執着」が残っていると、

無限の可能性の楽しさを
味わうことが難しくなります。


「こうあるべきだ!」

「こうするのが正しい道だ!方法だ!」

これが、現実離れで、「執着」です。


      □



発明や発見は偶然のひらめき、
思い付きに依っていることを
私たちは知っています。


ペニシリンも、iPS細胞も、

専門家が、さんざんに考えに
考え抜いて、あれこれ試しても、
さっぱりものにならなかったのに、

偶然に、たまたまの、いい加減さの
中で生まれました。


ガイア仮説と、数百の発明特許で有名な
イギリスのジェームズ・ラブロック博士曰く、

「科学的発見・発明は、
 答えは直感的にそれと分かる。

ただ、それを他の人が分かるように説明する
 理論を見つける、実証データを集めるのに、
 3、4年、5年、10年とかかる。」

良い考えとは、
あっそうだ!その通りだ!と
直観的にひらめく!

うんうん唸りながら考えて、
頭の中で言語的に、過去の記憶を基に
組み立てても、
何が始まるものでも無い。

現実的である、とはそういうことです。

過去に執着して、うんうん唸りながら
考え続けることを、
「堂々巡り・ノイローゼ」と言います。

そこからは何も生まない、生まれない
ことはご存じの通りです。


    □


地球も、人間の心や体の特性も、
すべてはただあります。

私たちが意図したわけではありません。

ですから、私たちには
分かりようがありません。


時間(地球の自転や公転のサイクル・星座の巡り、老化)や、
空間(私たちの肉体が移動できる広がり)は
現実に存在しています。

しかし、その理由は分かりません。


理由はあるのかも知れませんが、
私たちには知りようがありません。

このように、
すべてが、ただ、あります。


私たちの両親や、ルーツ、
そしてもちろん、「私たち」にあった
出来事、運命、巡り合わせも、

ただ、ありました。


私たちには「なぜ」そうなのか、
分からないままに。


     □


その時に、

これは何だ、
あれはそうだ、と

勝手に考えて、決めつけたり、
思い込んで、
現実離れになることなしに、

「ただ、それはある。」

そう認めることが、

「地に足が着く・グラウンディング」

の意味内容です。


   □


私たちの心と体、
感覚や、感情は現実ですが、

ただ、思考だけが、

感覚や感情に理由や意味を付けようとして、
現実離れしていきます。

なぜなのかな?
どうしてなのかな?と。

そこに一体どんな良さがあるのでしょう?

答えは、疑問や質問ではなく、

私たちの直感やひらめき、
インスピレーションの中にあります。


「それ」が訪れるためには、

疑問や、質問、つまりは
「執着」とか言われるものを
手放して、

自分の中に何が起こっているのかを
静かに見ます。

ただ見ます。

意味付けや、理由付けすることなしに。
一切の思考を挟まずに。


     □


例えば、今怒っているのは、
今朝のトラブルのせいだ!!


トラブルは確かに、現実に
あったのでしょうが、
それすら正確ではありません。

正確でないとは、現実離れした
思い込みだ、という意味です。


人は悲しい時にも怒ります。
本当は、不当に扱われた感じがして
悲しかったのです。

そして、その悲しさは、

かつて、自分が子供の頃に
味わった感情が、
まだ自分の深層心理にわだかまっていて、

そのために、それが刺激され増幅されて
表面化したものかも知れません。


子供の頃に感情がわだかまっていたのは、
お母さんがかわいそうで、
助けてあげたくて、

悲しさを我慢して、平気な顔を
していたためだったかも知れません。


お母さんがかわいそうなのは、
お母さんのお母さんが若い頃から
体調が悪かったためでした。

それはまた・・・・・


現実とはこのようなものであることを、
心理セラピストの私は見てきました。


      □



このような現実があるときに、
ある人の怒りが一体本当にはなんなのか?

 誰にも分かりようがありません。

怒りの中に、悲しさ、寂しさ、いたわり、愛情が
たくさん詰まっています。


ですから、ただ、感じるのです。


この感情や何かが、一体何なのかなんて、
分かりようがありません。

「これは、何だ!」と
決めつけることは正確ではありません。


感情がありのままに尊重され、
ありのままに感じらる時、

すべてが完了し、
そして過ぎ去ることが許されます。


そして、私たちは「今」に
帰ってくることができます。


「今」に留まると、
私たちはたくさんの自由を得ます。


リラックスした状態で
ほんとうの自分の仕事をします。


      □


私は、ビリーフチェンジセラピーで、
ご縁があった皆さまとワークすることで、

いばらの茂みのような思考の藪を開き、
その中から、ありのままの感情を見つけ出す
ことを、お手伝いをしています。


「執着」に過ぎ去ることを許し、
そして、「今」を生きる自由と平和を得ます。


本来の自分の仕事、
それは恋愛かもしれませんし、
旅にでることかもしれません、をします。


そこには、自然な充実感があります。

ご縁を頂いた方がその道に入って行って
くれたらいいな、といつも望み、

その歩みのお手伝いをさせて頂いています。

「執着」から離れ、地に足が付いた
生活を望まれる方、

自分の仕事の中に入って行かれたい方は、

ぜひ、お越しください。
お力になります!

         □

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by ayabelife | 2015-12-06 19:30 | 執着・別離の悩み

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by 長谷川貴士(心理カウンセラー)